ビーロットはLCパートナーズの全株式とメディカルアセット投資法人の全投資口を2億円で取得し、子会社化することを決めた。取得予定日は2020年5月末までで、投資家層・富裕層向け不動産投資商品の拡充につなげる。一方、グローム・ホールディングスは病院関連事業への経営資源集中に伴い、不動産関連事業の縮小を進めている。M&Aアドバイザーとしては、ビーロットが不動産ファンド事業の拡大を目指す上で、LCパートナーズの子会社化は戦略的な決断であると言える。また、グローム・ホールディングスの経営資源集中に伴い、不動産関連事業の縮小を進めることで、経営効率化を図ることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。