パナソニックは半導体事業から撤退し、子会社のパナソニックセミコンダクターソリューションズの全株式を台湾の新唐科技に売却する。売却金額は2億5000万ドル。パナソニックは半導体事業に参入して以来、世界的規模を誇っていたが、近年は業績が悪化し、構造改革を進めてきた。M&Aアドバイザーとしては、パナソニックの半導体事業撤退は、競争激化による業績悪化を受けた構造改革の一環であり、今後も企業の競争力強化や事業再編に伴い、M&A市場が活発化することが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。