バンダイナムコホールディングスが、アニメ番組の企画・制作や版権管理を手がける創通に対してTOBを実施し、完全子会社化を目指す。買付金額は最大350億円で、創通株の買付価格は1株につき3100円。創通はTOBに賛同しており、創業者や第3位株主も応募する契約を結んでいる。買付予定数の下限は49.2%で、買付期間は10月10日~11月25日。M&Aアドバイザーとしては、バンダイナムコホールディングスがエンターテイメント市場の環境変化に対応するため、創通を子会社化することで、版権管理や企画・制作などの事業を強化する戦略的なM&Aと言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。