バローホールディングスは、中部流通を通じて昭和フイルムの全株式を取得し、子会社化することを決定した。昭和フイルムは、合成樹脂製品やインテリア商品の販売を主力としており、中部流通が手がけるPB商品のパッケージの企画・デザインや軟包装フィルムの供給に親和性があると判断された。取得価額は非公表で、取得予定日は2023年4月12日となっている。M&Aアドバイザーとしては、両社の親和性が高く、相乗効果が期待できる取引であると評価できる。
【補足】
M&A(合併・買収)アドバイザーとは、企業のM&Aに関するアドバイスや支援を行う専門家のこと。企業の買収や合併には、法律や財務、戦略などの専門知識が必要とされるため、M&Aアドバイザーが企業にとって重要な役割を果たす。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。