ノジマはシンガポールの小売業者CALを完全子会社化するため、TOBを実施することを決定した。CALは東南アジアで家電小売市場に参入しており、買付価格は1株0.205シンガポールドルで、買付資金は最大88億円となっている。買付期間などは非公表。ノジマはCALの傘下に入ることで、東南アジアでの事業拡大を目指す。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ノジマのCAL買収は、東南アジア市場における家電小売業界の競争激化を反映している。ノジマはCALの傘下に入ることで、市場参入の障壁を下げ、事業拡大を加速することができる。しかし、買収に伴う統合や文化の違いなど、課題もあるため、十分な準備が必要となる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。