ノジマは、動物病院向け医療品販売などを手がけるシグニの全株式をBCM-V投資事業有限責任組合に譲渡することを決めた。シグニの事業がノジマの非中核分野であり、グループシナジーが見込めないため、経営支援で実績のある投資会社に経営を託すことにした。譲渡価額は非公表で、譲渡日は2022年4月1日の予定だったが、3月31日に完了したと発表された。
【M&Aアドバイザーのコメント】
今回の譲渡は、ノジマが自社の中核事業に集中するための戦略的な決断である。また、経営支援で実績のあるBCM-V投資事業有限責任組合に経営を託すことで、シグニの事業がより発展することが期待される。M&Aは、企業の成長戦略において重要な手段の一つであり、今後も注目されることが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。