ニトリホールディングスが、島忠を完全子会社化するためのTOBを11月中旬に開始することを発表した。買付価格は1株5500円で、DCMホールディングスによるTOBを上回る5500円を提示した。ニトリは、家具・インテリア用品を主力とする自社と、家具販売からホームセンター事業に進出した島忠との親和性が高いと判断している。島忠はニトリのTOBに賛同し、経営統合する契約を結んだ。M&Aアドバイザーとしてのコメントは、今後の競争が激化する中で、両社がどのように統合していくかが注目されるというものである。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。