ニッポン高度紙工業は、フィリピン子会社のALDの全保有株式を現地同業のSPECIALTY PULP MANUFACTURINGに譲渡することを決めた。ALDの財務体質改善を目的に貸し付けなど金融支援を実施してきたが、業績悪化が進み債務超過に陥っていたため。譲渡価額は9億円で、株式譲渡は2回に分けて行われる。貸付債権の譲渡額は15億5900万円。M&Aアドバイザーとしては、ニッポン高度紙工業が財務体質改善のために支援を行ったが、業績悪化が進んだため、譲渡を決断したと考えられる。