トーカロは、金属の機械加工を手がけるPT. Tanaka Machineryの株式を追加取得し、完全子会社化することを決定した。トーカロは、溶射加工事業を展開するために、2016年にPT.Tanakaへの出資を開始し、2017年には現地子会社を設立していた。今回の完全子会社化により、PT.Tanakaの経営資源を取り込み、現地での溶射加工事業の強化・拡大を図る。取得価額は3億1400万円で、取得予定日は2019年5月20日。M&Aアドバイザーとしては、トーカロがインドネシア市場での溶射加工事業の強化・拡大を目指す戦略に沿った買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。