トランスジェニックは、医療関連の検査・解析事業を手がけるジェネティックラボの全株式をEurofins Clinical Testing Japan Holdingに32億1200万円で譲渡することを決めた。目的は、創薬支援に経営資源を集中すること。ジェネティックラボはPCR検査の受託で好調に推移していたが、価格競争や最新機器への投資が課題であり、創薬支援との相乗効果も限定的だった。M&Aアドバイザーとしては、トランスジェニックが事業の集中化により、より効率的な事業展開を目指す戦略を取ったと評価できる。