トランスジェニックは、医療関連の検査・解析事業を手がけるジェネティックラボの全株式をEurofins Clinical Testing Japan Holdingに32億1200万円で譲渡することを決めた。目的は、創薬支援に経営資源を集中すること。ジェネティックラボはPCR検査の受託で好調に推移していたが、価格競争や最新機器への投資が課題であり、創薬支援との相乗効果も限定的だった。M&Aアドバイザーとしては、トランスジェニックが事業の集中化により、より効率的な事業展開を目指す戦略を取ったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。