トヨタ紡織は、トヨタ車体精工の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。取得価額は約20億円で、取得予定日は2023年10月1日。トヨタ車体精工は自動車用シート部品の製造を主力としており、子会社化により競争力を強化する狙いがある。トヨタ紡織は2026年中に完全子会社化する計画である。M&Aアドバイザーとしては、トヨタ紡織が自動車用シート事業の強化を図るために、トヨタ車体精工の株式を追加取得し、子会社化することは戦略的な判断であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。