テノックスは広島組と亀竹産業の全株式を取得し、子会社化することを決めた。新規に杭抜工事事業に参入し、関西地区での施工体制、営業力の強化を狙う。取得価額は非公表で、取得予定日は2020年10月30日。テノックスは土木や建築構造物の基礎工事の分野で技術の革新や工法の開発、普及に取り組んでいる。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:テノックスの今回のM&Aは、新規事業参入や地域拡大、営業力強化など、成長戦略の一環としての戦略的な取り組みである。今後は、子会社としての統合や事業展開のシナジー効果を最大限に引き出し、業績向上につなげることが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。