ツルハホールディングスがJR九州ドラッグイレブンの株式51%を取得し、子会社化することを決定した。JR九州は引き続き株式の49%を保有する。取得価額は非公表で、取得予定日は2020年5月28日。JR九州ドラッグイレブンは九州・沖縄地区を地盤とし、従来型の店舗に加え、駅ビルや駅ナカの店舗などを展開している。ツルハはドラッグストア業界トップクラスの国内2138店舗を持ち、今回の取得もドミナント戦略に基づく地域集中出店とM&Aによる店舗網拡充の一環となる。ドラッグストア業界は競合他店による出店競争や業界大手の統合・再編による寡占化の進展などで厳しさを増しているが、JR九州ドラッグイレブンはツルハの経営資源を活用し、地域性と収益性を兼ね備えた企業として成長を目指す。M&Aアドバイザーとしては、ドラッグストア業界の競争激化により、業界内でのM&Aが今後も増加する可能性があると考えら