ダイドーリミテッドは、ブルックスブラザーズジャパンを子会社化することを決定した。現在40%の持ち株比率を80.5%に高めるため、米ブルックスブラザーズ・グループが保有する株式を追加取得する。取得価額や日付は未定。ブルックスブラザーズは7月に破産法11条を適用し、行き詰まった。ダイドーは、日本法人の安定的運営や全体的なシナジー創出につなげるため、持ち株比率を高める。2021年1月29日に取得が完了したが、取得価額は非公表。M&Aアドバイザーとしては、ダイドーがブルックスブラザーズジャパンの買収によって、市場拡大やブランド価値の向上などのメリットを享受できると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。