タムロンは、創業家の資産管理会社であるニューウェルの全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は144億8200万円で、取得予定日は2020年3月31日。承認は3月26日の定時株主総会で行われる予定。ニューウェルはタムロン株式の18.87%を保有する筆頭株主であり、取得価格はタムロン株価の3カ月間の平均価格に0.94を乗じた額に基づく。創業家の資産管理会社であるニューウェルの代表取締役はタムロンの元副社長である新井宏明氏。M&Aアドバイザーとしては、取引の透明性や公平性を確保するために特定株主からの自己株式取得に準じた手続きを行うことが適切であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。