廃棄物リサイクル・処理大手のタケエイとリバーホールディングスが経営統合することで基本合意した。10月1日付で共同持ち株会社を設立し、業界のリーディングカンパニーを目指すとともに、廃プラスチックなどによる廃棄物発電、新たなリサイクル技術の開発を推進する。共同持ち株会社の名称は未定で、売上規模は両社単純合計で約715億円。海外展開も視野に入れて早期に1000億円企業を実現する。統合後の共同持ち株会社が東証1部に上場する予定で、タケエイとリバーHDは上場を廃止する。M&Aアドバイザーとしては、廃棄物処理業界の競争が激化する中、経営統合によるシナジー効果を最大限に引き出し、グローバル展開にも注力することが重要だと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。