DIC化工の全株式を取得し、子会社化することを決議したタカラスタンダード。DIC化工は業績低迷が続き、立て直しが急務となっていたが、タカラスタンダードは新設会社が保有する技術、生産設備を活用して競争力強化につなげることを目指す。取得価額は8億1000万円で、取得予定日は2019年1月7日。M&Aアドバイザーとしては、タカラスタンダードがDIC化工の技術や生産設備を活用し、一貫生産体制を構築することで、業績向上につながる可能性があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。