タカギセイコーは、子会社の中井製作所の全株式を黒田化学に譲渡することを決めた。中井製作所は精密プラスチック射出成形金型の製造・販売を手がけており、譲渡は生産品目の選択と集中の一環として行われる。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年3月31日となっている。タカギセイコーは、プラスチック製品やプラスチック成形用金型、金属プレス製品の生産を主力としている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
タカギセイコーの中井製作所の譲渡は、生産品目の選択と集中の一環として行われるものである。企業は、自社の強みを見極め、経営資源を集中させることで、より効率的な経営を実現することが求められる。今後も、企業のM&A戦略において、このような動きが増えることが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。