ソフィアホールディングスは、医療機関向けシステム事業を手がけるソフィアメディカルの全株式を深田幸之助氏に譲渡することを決定した。譲渡価額は200円で、譲渡予定日は2018年9月1日。ソフィアメディカルは、医療クリニックや調剤薬局向けにレセプト処理用コンピューターシステムを仕入れ・販売を手がけている。グループ再編の一環として、不採算事業の医療用システム事業を移管し、収益改善を目指していたが、業績改善が思うように進んでいなかった。
【M&Aアドバイザーのコメント】
ソフィアホールディングスは、不採算事業からの撤退を決断し、譲渡先を見つけたことは好ましい。しかし、譲渡価格が低いため、資金調達に苦労する可能性がある。今後は、収益力の高い事業に注力し、業績改善を図ることが重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。