セブン&アイ・ホールディングスは、傘下の百貨店「そごう・西武」の全株式を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに譲渡することを発表した。譲渡価額は有利子負債などを調整したうえで確定する予定で、譲渡予定日は2023年2月1日とされていたが、後に3月中に変更された。セブン&アイは、事業構造改革の完遂を掲げ、成長性の乏しい事業は外部への売却も辞さない方針を打ち出していた。M&Aアドバイザーとしては、セブン&アイが事業構造改革を進める上で、百貨店事業の売却は適切な判断だったと評価できる。