セブン&アイ・ホールディングスは、傘下の百貨店「そごう・西武」の全株式を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに譲渡することを発表した。譲渡価額は有利子負債などを調整したうえで確定する予定で、譲渡予定日は2023年2月1日とされていたが、後に3月中に変更された。セブン&アイは、事業構造改革の完遂を掲げ、成長性の乏しい事業は外部への売却も辞さない方針を打ち出していた。M&Aアドバイザーとしては、セブン&アイが事業構造改革を進める上で、百貨店事業の売却は適切な判断だったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。