スシローグローバルホールディングスが、持ち帰り寿司チェーンを主力とする京樽の全株式を取得し、子会社化することを決めた。吉野家HDが所有していた京樽をスシローが取得することで、テイクアウト需要の取り込みや首都圏・関東圏での事業基盤拡充を目指す。取得価額は非公表で、取得予定日は2021年4月1日。京樽はテイクアウト寿司市場で高い知名度を持ち、国内店舗数は290に上る。スシローは4月1日に社名を「FOOD&LIFE COMPANIES」に変更する予定で、そのタイミングに合わせて京樽をグループに迎える。

M&Aアドバイザーのコメント:スシローの京樽買収は、テイクアウト需要の高まりに対応するための戦略的な動きである。外食産業においては、コロナ禍の影響により需要が大きく変化しており、持ち帰り需要が増加している。スシローはこの需要に応えるため、京樽の買収により事業基盤を拡充することで、今後の成長を見込んでいると考えられる。