スクウェア・エニックス・ホールディングスは、米国とカナダの2つのゲーム開発スタジオと一部のIPをスウェーデンのEmbracer Group ABに3億ドルで譲渡することを決定した。これは、デジタルエンターテインメント領域での選択と集中の一環であり、新規事業の立ち上げを加速するための投資を進めることを意図している。譲渡予定は2022年7~9月中で、譲渡するゲーム開発スタジオはCRYSTAL DYNAMICS, INC.とEIDOS INTERACTIVE CORP.であり、譲渡するIPには「TOMB RAIDER」、「Deus Ex」、「Thief」、「Legacy of Kain」などの各シリーズが含まれる。8月26日に譲渡が完了したと発表された。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:スクウェア・エニックス・ホールディングスのこの譲渡は、同社がデジタルエンターテインメント領域での選択と集中を進め、新規事業の立ち上げを加速するための投資を進めることを示しています。Embracer Group ABは、この譲渡によって自社のポートフォリオを拡大し、市場シェアを拡大することができるでしょう。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。