ジャパンディスプレイは、台湾子会社のKOEの全株式をWistron Corporationのグループ企業に譲渡することを決定し、譲渡価額は85億8200万円で確定した。WistronはEMS企業であり、スマートフォン用ディスプレーのモジュール製造を長年委託する関係にある。譲渡は2021年12月に完了した。M&Aアドバイザーとしては、ジャパンディスプレイが資産圧縮を進める中で、戦略的な譲渡先を選び、円滑な譲渡を実現した点に注目すべきである。