シャープはNECディスプレイソリューションズの株式66%を取得し、子会社化することを発表した。取得価額は92億4000万円で、NECと共同運営する。シャープはビジネス分野での液晶ディスプレー、電子黒板、プロジェクター、8K関連商品などで国内に強みを持ち、NDSとの相互補完関係が見込めると判断した。両社は販路の相互活用や新規領域の拡大、コスト競争力の向上などを通じて事業拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、シャープのビジネス分野での強みとNDSのグローバル展開を組み合わせることで、市場シェアの拡大や新規事業の開拓が期待できると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。