サントリーホールディングスは、外食事業を展開するダイナックホールディングスにTOBを実施し、完全子会社化することを発表した。ダイナックHDは新型コロナウイルス感染症の影響で業績が低迷しており、本TOBによる完全子会社化で抜本的な構造改革を目指す。買付価格は1株当たり1300円で、買付予定数は269万2746株、買付代金は約35億円。買付期間は2月12日から4月14日まで。公開買付代理人は野村證券。M&Aアドバイザーとしては、サントリーホールディングスがダイナックHDの業績低迷に対応するための戦略的なM&Aとして、本TOBを実施したと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。