サムティは、ベトナム子会社を通じて、不動産開発会社S-VINの株式90%を約147億円で取得し、子会社化することを決めた。S-VINは、ハノイで計画されている大規模複合開発プロジェクト「ビンホームズ・スマートシティ」で分譲住宅4棟の開発許可を持っている。サムティは、新たに土地の選定や開発申請を行うよりも、S-VINを買収することでベトナム事業の早期立ち上げを目指す。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:サムティは、ベトナム市場において不動産開発事業に進出するため、S-VINの買収を決定した。既に開発許可を持つS-VINを買収することで、ベトナム事業の早期立ち上げを目指す戦略は、市場進出において有効な手段であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。