サノヤスホールディングスは、豪州での観覧車運営子会社の全株式をVeyron Stiftungに約2400万円で譲渡した。Veyron StiftungはスイスROBUグループを傘下に持ち、世界各地で観覧車建設・運営事業を展開している。サノヤスHDは、現地のレジャー産業の厳しい環境とコロナ禍による休業の影響で業績が低迷していた。M&Aアドバイザーとしては、サノヤスHDが事業の再編を進める中で、不採算事業の譲渡を行うことで経営効率を高める戦略が有効であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。