サッポロホールディングスは、米国のクラフトビールメーカーであるストーン・ブリューイングの全持ち分を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は約227億円で、取得完了は2022年8月を予定している。ストーンは1996年に創業し、現在では米国で10指に入る有力クラフトビール会社に成長している。サッポロはグローバル展開の加速を掲げ、海外事業の基盤である北米と成長著しい東南アジアを重点エリアと位置付けている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
サッポロホールディングスのストーン・ブリューイングの買収は、同社のグローバル展開戦略に沿った重要な一手である。クラフトビール市場は世界的に拡大しており、今後ますます需要が高まることが予想される。サッポロは、ストーンの生産拠点を活用し、新たなブランドの獲得によって、北米市場でのビール事業を拡大することが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。