サカイオーベックスは再度MBOを実施し、株式を非公開化することを発表した。TOBが成立した場合、筆頭株主のシティインデックスイレブンスは株式の保有を継続する。買付価格は1株につき3810円で、買付予定数は567万5533株で最大216億2378万円。買付期間は7月28日~9月8日。株式の非公開化は、市場縮小が続く中、新分野への展開や事業の入れ替えを迅速に進めるための経営体制をつくることを目的としている。サカイオーベックスは、染色加工、繊維販売、制御機器を3本柱とする企業で、東証1部上場は1949年。M&Aアドバイザーとしては、今後の経営戦略に注目し、株主価値の向上につながるよう支援する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。