クレアホールディングスは、100%子会社のアルトルイズムの全株式を社長の橋本弘氏に1億4700万円で譲渡した。アルトルイズムは飲食や美容機器事業を手がけていたが、業績が伸び悩んでいた。クレアHDは事業多角化の一環として2018年にアルトルイズムを傘下に収めたが、新型コロナウイルス感染症の影響で苦戦を強いられた。M&Aアドバイザーとしては、事業多角化によるリスクを考慮し、事業の適切なポートフォリオ管理が必要であることを示唆する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。