不動産売買・仲介のクレアバーグが、訪問看護事業を手がけるケアサービスを取得することを決定した。取得するのは江戸川区と墨田区にある訪問介護事業所2カ所で、直近売上高は4900万円。取得価額は非公表で、取得予定日は2020年2月1日。ケアサービスは在宅介護事業を強化するため、東京23区に出店を集中するドミナント戦略を展開している。
【M&Aアドバイザーのコメント】
在宅介護市場は今後も拡大が見込まれるため、ケアサービスの戦略は的を射たものと言える。今回の取得により、ケアサービスは事業拡大を加速させることができるだろう。ただし、訪問看護事業は人材確保や質の維持が課題となるため、適切な人材管理やサービス品質の維持に注力する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。