クボタが、インドのトラクターメーカー大手エスコーツを子会社化することを発表した。約1406億円を投じ、持ち株比率を最大53.5%に引き上げる。エスコーツは台数ベースで世界最大とされるインドのトラクター市場の開拓を目指す。将来はインド国内や新興国向けにコンバイン、建設機械の開発・製造も検討する。4月11日をもって子会社化の手続きが完了したと発表した。

【M&Aアドバイザーのコメント】
クボタのエスコーツ子会社化は、インド市場におけるトラクター需要の拡大を見据えた戦略的なM&Aである。世界最大のトラクター市場であるインドにおいて、エスコーツの強みやノウハウを生かし、低価格タイプのトラクター市場の拡大を目指すことで、今後の成長が期待される。また、将来的にはコンバインや建設機械の開発・製造も検討することで、事業の多角化を進めることができる。