キトーはオランダの関連会社ヴァン・ルースデンの株式37.5%を追加取得し、持ち株比率を75%に引き上げて子会社化した。ヴァン・ルースデンは手動チェーンホイストを中心とした巻上機やトロリー、各種クレーンについて、海洋での使用に対応した防錆仕様や、引火の危険がある現場での使用を想定した防爆仕様などの技術に強みを持ち、欧州で実績を積んでいる。キトーが主力市場とする日本、北米向けにヴァン・ルースデン製品を加えることで事業拡大につなげる。取得価額は非公表。取得日は2019年4月2日。
M&Aアドバイザーのコメント:キトーは、ヴァン・ルースデンの技術力を活かし、海外市場での事業拡大を目指す戦略的なM&Aを実施した。今後は、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、グローバル市場での競争力を高めることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。