オンリーはMBOで株式を非公開化することを発表した。紳士服中西がTOBを実施し、最大36億9679万円で全株式を取得する。買付価格は1株につき765円で、買付期間は8月19日~10月1日。オンリーは1970年に創業し、スーツやシャツなどを取り扱い、59店舗を持つ。M&Aアドバイザーは、オンリーの経営改革に向けた非公開化は中長期的な観点から必要な判断であると評価する。
【M&Aアドバイザーのコメント】
オンリーの経営改革に向けた非公開化は、中長期的な観点から必要な判断であると評価する。ビジネスウエアのカジュアル化やコロナ禍による市場の縮小など、厳しい環境下での経営改革には、非公開化が有効な手段であると考えられる。今後は、紳士服中西がオンリーの経営改革にどのような戦略を展開するかが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。