オンキヨーホームエンターテイメントは、ホームAV事業の譲渡に向けてシャープとVOXX International Corporationと協議に入ることを発表した。譲渡契約の締結を目指し、売却額などを詰め、5月20日までに合意する予定だったが、譲渡予定日は2021年8月中に変更された。オンキヨーは主力のホームAV事業を譲渡後、OEM事業に専念し、生き残りを目指す。譲渡候補先のシャープとVOXXとは、オンキヨーとの協力関係があり、事業パートナーとして適任であると判断された。M&Aアドバイザーとしては、オンキヨーが債務超過を解消できず、上場廃止になる見込みであることから、事業継続のためには譲渡が必要であると考えられる。