オンキヨーホームエンターテイメントは、ホームAV事業の譲渡に向けてシャープとVOXX International Corporationと協議に入ることを発表した。譲渡契約の締結を目指し、売却額などを詰め、5月20日までに合意する予定だったが、譲渡予定日は2021年8月中に変更された。オンキヨーは主力のホームAV事業を譲渡後、OEM事業に専念し、生き残りを目指す。譲渡候補先のシャープとVOXXとは、オンキヨーとの協力関係があり、事業パートナーとして適任であると判断された。M&Aアドバイザーとしては、オンキヨーが債務超過を解消できず、上場廃止になる見込みであることから、事業継続のためには譲渡が必要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。