オリンパスは英国子会社を通じて、内視鏡検査向けクラウドAI開発のOdin Medical Ltd.の全株式を取得し、子会社化した。取得価額は約55億円で、子会社化後の業績達成状況に応じて最大約55億円を追加で支払う契約となっている。Odinは内視鏡用クラウドAIソフトウエアを開発し、医療従事者の管理作業上の負担軽減や、臨床現場での意思決定の支援に役立つとされる。オリンパスは医療用内視鏡で世界シェア7割を持つトップメーカーである。
【M&Aアドバイザーのコメント】
オリンパスの内視鏡検査向けクラウドAI開発の英国Odin Medical Ltd.の全株式取得は、医療分野におけるAI技術の活用による業務効率化や医療現場の改善に向けた取り組みとして注目される。今後、オリンパスはAI技術を活用した医療機器の開発や、医療現場におけるデータ分析などにも注力していくことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。