エレコムは、美容・調理家電メーカーのテスコム電機を傘下に置く持ち株会社のティーエスシーの全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は99億2000万円で、取得予定日は2023年7月26日。テスコム電機は、1971年に創業し、美容家電や調理家電、健康器具などを手がけている。エレコムは、2022年に調理家電に参入しており、今回の取得で美容分野を含めた家電領域の事業を拡大する。M&Aアドバイザーとしては、エレコムの新規事業のテーマである「家電」領域の垂直立ち上げにつながる買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。