エイベックスは、携帯電話による映像配信サービス子会社のエイベックス通信放送の全保有株式70%をNTTドコモに譲渡することを決めた。譲渡価額は51億2000万円で、譲渡予定日は2023年1月31日。エイベックス通信放送は2009年に設立され、会員制携帯有料動画配信サービス「BeeTV」をスタートした。合弁関係を解消後も、エイベックスグループは一定期間、エイベックス通信放送の運営業務を受託するとともに、コンテンツ調達などで連携を継続する予定。M&Aアドバイザーとしては、エイベックスが事業環境の変化に対応し、経営資源の有効活用を図るために、合弁関係を解消し、双方の戦略に基づく事業運営を行うことは妥当な判断であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。