ウェルビーは、アミノ酸の一種「5‐アミノレブリン酸(5‐ALA)」原体の販売子会社であるウェルビーヘルスケアの全株式を、コンサルティング業のWHに1万円で譲渡することを決めた。譲渡予定日は2022年9月30日で、同日付で約17億6400万円の貸付債権もWHに譲渡する。ウェルビーヘルスケアは、5‐ALA製品の在庫を積み増した結果、2022年4~6月期に19億6100万円の棚卸資産評価損を売上原価に計上したため、事業の見直しを検討していた。譲渡先のWHは健康食品事業への参入を予定している。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ウェルビーは、5‐ALA製品の在庫を積み増したことによる棚卸資産評価損を計上し、事業の見直しを検討していたということから、今回の譲渡は事業再編の一環として行われたものと考えられます。一方で、譲渡先のWHは健康食品事業への参入を予定しており、今後の展開に注目が集
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。