ウィルグループは、ITコンサルティング事業を手がける子会社のハイブリィドの全保有株式51.2%をHIBパートナーズに譲渡することを決めた。譲渡価額は4億537万円で、3月31日に32.5%の株式を譲渡し、6月末までに残る18.7%を譲渡する予定。ハイブリィドは顧客企業の情報システム部門向けにIT利活用の推進支援や社員育成サービスなどを提供している。ウィルグループは2015年にハイブリィドを子会社化したが、想定していた相乗効果は実現できていなかった。しかし、ハイブリィドの売上高は拡大し、グループ業績に寄与した。M&Aアドバイザーとしては、ウィルグループが事業ポートフォリオ見直しを行い、効率的な事業展開を目指す姿勢が評価される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。