イワキは子会社の岩城製薬を通じて、鳥居薬品の佐倉工場を取得することを決めた。佐倉工場は外用剤、経口剤、アレルゲン製剤などを製造し、従業員は77人。取得価額は11億円で、取得予定日は2020年7月1日。岩城製薬は医薬用医薬品・一般医薬品や原薬・化成品などを主力製造品とするため、今回の佐倉工場とは事業の補完性や親和性が高いと判断した。
【M&Aアドバイザーのコメント】
イワキの子会社である岩城製薬が、佐倉工場を取得することで医療用医薬品の製造能力の増強を図ることができると考えられます。また、佐倉工場の製品ラインナップと岩城製薬の製品ラインナップが補完的であることから、今後の事業拡大につながる可能性があります。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。