イグニスは、ベインキャピタルと組んでTOBを実施し、株式を非公開化することを発表した。買付代金は263億円で、TOBが成立すれば東証マザーズへの上場が廃止される見通し。TOB期間は3月8日から4月19日までで、野村証券が公開買付代理人を務める。イグニスはスマートフォン向けアプリ開発・運営を主力とするが、競争環境が激しく、非公開化により機動的・柔軟な意思決定を可能にする。M&Aアドバイザーとしては、今後もMBOやTOBなどの非公開化案件が増加すると予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。