アルプス物流は、中国子会社の泰達アルプス物流を通じて、兆普電子の全株式を取得し、グループ子会社化することを決定した。兆普電子はSIMPLOグループの子会社であり、上海・松江総合保税地域に工場を持つが、現在は生産を停止している。取得価額は約13億3300万円で、取得予定日は2019年5月27日。この子会社化により、同社の建物を取得し、物流拠点として活用することで、同地域における物流サービスの基盤強化と事業の効率化を図る。M&Aアドバイザーとしては、アルプス物流が中国市場において事業拡大を進める上で、この子会社化が有効な戦略であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。