アルコニックスは、ブレーキ摩擦材メーカーの東北化工を子会社化することを決定した。東北化工は、摩擦調整材、電波吸収体、機能性インクなどを製造しており、主力の摩擦調整材はカシューナッツの殻液を主原料としている。アルコニックスは、東北化工を取り込むことで、ブレーキ関連市場へ参入する。取得価額は26億3000万円で、取得予定日は2018年12月下旬となっている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
アルコニックスの東北化工子会社化は、ブレーキ関連市場への参入により、事業拡大を図る戦略的なM&Aである。東北化工の主力製品である摩擦調整材は、幅広い分野で使用されており、アルコニックスの事業に大きな付加価値をもたらすことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。