アルコニックスは、ブレーキ摩擦材メーカーの東北化工を子会社化することを決定した。東北化工は、摩擦調整材、電波吸収体、機能性インクなどを製造しており、主力の摩擦調整材はカシューナッツの殻液を主原料としている。アルコニックスは、東北化工を取り込むことで、ブレーキ関連市場へ参入する。取得価額は26億3000万円で、取得予定日は2018年12月下旬となっている。

【M&Aアドバイザーのコメント】
アルコニックスの東北化工子会社化は、ブレーキ関連市場への参入により、事業拡大を図る戦略的なM&Aである。東北化工の主力製品である摩擦調整材は、幅広い分野で使用されており、アルコニックスの事業に大きな付加価値をもたらすことが期待される。