アステラス製薬が米Potenza Therapeuticssを約187億円で買収し、独占的オプション権を行使したことを発表した。Potenzaとの提携で創出した臨床段階にある複数の新規がん免疫療法プログラムは、アステラス製薬が保有する既存のがんプログラムとの併用療法や、新たながん免疫療法プログラムとの併用療法の開発につながる可能性がある。M&Aアドバイザーとしては、アステラス製薬ががん免疫療法分野での強化を図るため、Potenzaの買収を行ったことは戦略的な判断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。