アジアゲートホールディングスは、南野建設の全株式を吉田組に譲渡することを決定した。南野建設は非開削工法に基づくトンネル工事を主力とし、都市インフラ分野で実績を持っている。アジアゲートは、不動産事業とゴルフ・リゾート事業に経営資源を集中することに決め、事業構成を見直した。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2020年3月中旬から3月31日に変更された。
【M&Aアドバイザーとしてのコメント】
南野建設は都市インフラ分野で実績を持っており、吉田組にとって貴重な買収対象となるだろう。一方で、アジアゲートは事業構成の見直しにより、不動産事業とゴルフ・リゾート事業に経営資源を集中することになった。今後は、この方針に基づいた事業展開が注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。