アシックスは、フランスのレース登録プラットフォームサービス会社、njuko SASの全株式を取得し、子会社化した。ニューコは欧州でランナーがレースに申し込みをする際のプラットフォームを提供しており、年間登録者数は330万人超という。アシックスはこれにより、欧州事業の強化を図る。取得価額は非公表。アシックスはこれまでにもカナダ企業から事業を取得し、オーストラリア企業を子会社化している。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:アシックスは、欧州市場においてランニングシューズのシェアを拡大するために、レース登録プラットフォームサービス会社の買収を進めている。今回のnjuko SASの買収により、アシックスは欧州のランナーとの接点を拡大し、ブランド認知度の向上につなげることが期待される。また、アシックスはこれまでにもグローバルでM&Aを積極的に進めており、今後も市場拡大のためにM&Aを活用する可能性がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。