アサヒホールディングスは、子会社の紘永工業の全株式を永和ファシリティーズに譲渡することを決定した。紘永工業は消防設備工事を主力としており、東京五輪関連の建設需要に貢献してきたが、グループ全体の経営資源の最適配分の一環として譲渡することにした。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2019年8月1日となっている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
アサヒホールディングスの紘永工業の譲渡は、グループ全体の経営資源の最適配分を図る上での戦略的な判断と言える。消防設備工事を手がける永和ファシリティーズにとっては、業務拡大の機会となる。今後、両社のシナジー効果が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。