アサヒHDは、マッサージチェア最大手のフジ医療器の株式60%を台湾のジョンソンヘルステックに譲渡することで基本合意したと発表した。ジョンソンはフジ医療器製マッサージチェアの海外販売代理店で、両社の合弁会社を設立し、海外事業の拡大を目指す。譲渡価額は67億円で、譲渡予定日は2020年2月上旬。アサヒHDは、健康機器事業を拡大するために海外市場開拓が必要と考え、ジョンソンと協議を重ねてきた。M&Aアドバイザーとしては、アサヒHDが成長分野の健康機器事業を取り込むために、フジ医療器を傘下に収めたことが、今回の譲渡につながったと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。