アグロと三井物産、Dow AgroScienceの害虫防除剤事業を取得へ。新会社「KANESHO CHP」を設立し、果樹園芸分野でのシェア拡大を目指す。取得価額は非公表。

アグロ カネショウは三井物産と共同出資で、Dow AgroScience LLCからクロルピリホス剤の営業権を取得するための子会社「KANESHO CHP」を設立することを決定した。アグロは果樹園芸分野に特化し、今回の取得により製品の品ぞろえを充実させ、シェア拡大を目指す。取得価額は非公表で、取得予定日は2018年12月19日。M&Aアドバイザーとしては、アグロ カネショウが果樹園芸分野でのシェア拡大を目指す戦略に沿った買収であると評価できる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。